かつては子供たちの遊びとして親しまれていたカプセルトイが、今や幅広い年齢層に愛されるエンターテインメントとして、生活者にも企業にも再び脚光を浴びています。小さなカプセルに詰まった驚きと喜びが、どのようにして現代の企業や生活者の心を掴んでいるのでしょうか。
日本ガチャガチャ協会 会長 小野尾勝彦さんにお話をお伺いしました。

カプセルトイの進化と多様化
ある発表によると、カプセルトイの市場規模は過去最大の800億円越えの市場規模といわれております。これはレトルトカレーの市場を超える規模で、市場としての盛り上がりを感じるような規模感になっています。マシンの設置台数は推定70万台強で、郵便ポストの18万台を大幅に上回ります。
市場の盛り上がりの背景には、その「進化」と「多様化」があります。
かつては単純な玩具が主流でしたが、今では精巧なミニチュアや企業とのコラボ商品、さらにはアート作品まで、さまざまなアイテムが登場しています。これにより、カプセルトイは単なる子供向けの遊びから、コレクターズアイテムや大人の趣味、また企業のアピールアイテムとしての地位を確立しました。

SNS時代のカプセルトイ
SNSの普及もカプセルトイ市場の拡大に大きく寄与しています。消費者は手に入れたアイテムをSNSでシェアし、他のユーザーとその喜びを共有します。特に、企業コラボのカプセルトイは話題性が高く、SNSでの拡散力と商品ファン・ブランドファンの熱量が活かされて短期間で広範囲に認知されることが多いです。これにより、カプセルトイは新しい形のコミュニケーションツールとしても機能しています。
専門店の増加と体験価値
かつては、おもちゃ売り場、子供商品売り場にしかなかったカプセルトイは、その接点を大きく広げ、特に、大型ショッピングモールや街中に次々とオープンするカプセルトイ専門店は、生活者に特別な体験を提供しています。これらの店舗は、単なる商品購入の場を超えて、カプセルトイを回すという行為そのものを楽しむ空間を提供しています。家族や友人と一緒に訪れ、何が出るかをワクワクしながら待つ時間は、現代の忙しい生活の中で貴重なリフレッシュと楽しみのひとときとなっています。
コラボアイテムは企業にとっての新たなプロモーションツール
商品やブランドとコラボしたカプセルトイは、企業にとっても新たなプロモーションツールとして注目されています。低コストで認知度を高めることができ、生活者との新しい接点を作り出すことが可能です。企業は自社の強みを活かしたアイテムを通じて、生活者にブランドの魅力を伝えることができます。
「企業ガチャ制作企画」~日本ガチャガチャ協会×ADEX共同企画
私どもADEX日本経済広告社では、日本ガチャガチャ協会との共同企画として、カプセルトイを活用し、企業・商品認知を高めたい企業様向けの企画を開発いたしました。カプセルトイアイテムの企画制作~販売、販売後のPR施策までをサポートするオリジナルプロモーション企画です。

下記のリンクからお気軽にお問い合わせください。
ぜひみなさまのコミュニケーションプランニングにお役立ていただけましたら幸いです。

一般社団法人日本ガチャガチャ協会 代表理事(https://jgg.or.jp/)
株式会社築地ファクトリー代表取締役
小野尾 勝彦 (おのお かつひこ) 氏
1965年生まれ。大学卒業後、1994年カプセルトイメーカーに入社。2019年に独立し、。30年にわたってカプセルトイビジネスに携わり、業界の歴史やビジネス事情に精通した数少ない伝道師として、数多くの商品の企画や開発を手掛ける、一方、メディア出演やインタビュー、講演など多方面で活躍中。著書に『ガチャガチャの経済学』がある。

ADEX 株式会社日本経済広告社
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高坂 尚史
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