化学メーカーらしくない企業PR動画発信へ。石原産業の挑戦とクリエーティブとは。

石原産業

化学メーカーらしからぬユーモアとインパクト。

ADEX日本経済広告社は、石原産業株式会社の企業PR動画を企画・制作しました。化学メーカーとしては珍しいユーモアとインパクトを重視したCMを担当した営業の赤坂と、関西CPD局の森、石宗に制作の背景と狙いを聞きました。

― 今回の採用動画制作に至った経緯を教えてください。

赤坂:
石原産業様とのお付き合いは4〜5年になります。最初は前任から引き継ぎまして、企業広告のリニューアルのお話をいただき、「化けて出てやる。」というコピーのお化けをモチーフにした新聞広告を2年間展開してきました。

その後、企業認知拡大のご相談をいただき、デジタルメディアのプランニングを半年ほど進めていました。他社も同様の提案をされていたのですが、メディアプランだけでは決め手に欠けるということで、最終的にクリエーティブコンペで勝負することになったんです。

森:
クライアントからのオリエンシートには「面白さやインパクトのある企画」という明確なオーダーがありました。認知度が低い中で、エンタメ性や感情に訴えかける、記憶に残る仕掛けが求められていました。

― 企画のポイントはどこにあったのでしょうか?

森:
化学会社らしくない、振り切った提案を意識しました。通常の企業ブランド動画だと、研究者やビーカーといった”化学会社然”としたビジュアルになりがちです。それでは埋もれてしまう。そこで石原産業という社名自体に意味を持たせ、感情を乗せて記憶してもらうことを最重要課題にしました。

石宗:
今回のターゲットは若年層を中心とした幅広い世代です。特に若い世代は、多くのコンテンツに触れている分、表現に対する感覚も繊細だと感じています。そうした背景を踏まえ、若年層に近い視点から、表現のトーンや受け取り方の面で少しでも補完できればと思い、制作に関わらせていただきました。

森:
 「ターゲット層と同じ若手が見て、本当に面白いと思ったものしか持ってきていません」と提案しました。想像ではなく、ターゲットである就活生に近い年代の感性を大切にしたんです。

― 企画のコアアイデアはどのようなものでしょうか?

森:
「石原産業」という社名を使ったダジャレ的な発想が企画の核です。CMは共通のフレームで三篇制作しています。大学の講堂でラブレターを受け取る学生、無人島でメッセージを砂浜に書く漂流者、未踏の洞窟で壁画の古代文字を発見する考古学者——誰もがそこに書かれているであろう定型のイメージがある中、それを裏切り、「石原」という三行の文字だけが現れる。この「予定調和の裏切り」が、記憶に残る仕掛けになっています。

― 具体的にどのような表現になっているのでしょうか?

森:
例えば、カバンの中にラブレターが入っていたら、普通は告白の言葉が書かれていると思いますよね。それに対して、「石原」の三行の文字だけが書かれていて、大学生が大いに戸惑う。また漂流者が数ヶ月ぶりに見つけてもらったヘリコプターの人に伝えるメッセージは、誰がどう考えてもSOSのはず。それが「助けてほしい」よりも「石原産業」を伝えたい、そのくらいの会社である、と表現しました。

壁画篇では考古学者が険しい洞窟をくぐり抜けて見つけた歴史的な壁画に、何か新しい言葉や象形文字が書かれていると思いきや、「石原」の三行の文字だけが書かれていて戸惑う。誰しもが「こういう展開になるだろう」という思い込みを裏切る仕組みです。

― 制作段階でのこだわりを教えてください。

森:
説明をしない企画なので、人物選定がすごく重要でした。オーディションの段階から演技力を重視し、どういう表情を作ってくれる人なのかをディレクターと相談しながら選定しました。本番ではディレクターも演者さんも頑張っていただき、いい表情が引き出せたと思います。

赤坂:
学生役には、いかにもラブレターをもらいそうな人ではなく、素朴で「え、俺に?」と思わせるような雰囲気が重要です。服装も本当の理系の大人しい子はどんな感じなのか、今の若年層が見て「いるいる、こういう子」と思えるような、リアリティを大切にしました。

森:
漂流者の役では、髪の毛やヒゲの質感にもこだわりました。市販のウィッグだとキューティクルが出てしまいますが、3ヶ月漂流した人間の髪は色が抜けるんです。潮風と日差しでパサついた質感を再現するため、スタイリストと細部まで詰めました。そういうディテールまでこだわったからこそ、いいブランド動画になったと思います。

― クライアントの反応はいかがでしたか?

赤坂:
初めての動画広告がとても良いものになった』と大変喜んでくださいました。ご担当者様は発注が決まった当初からADEXを信頼してくれていて、特に企画の方向性が決まってからは、基本的に一任したいと仰っていました。実際に編集段階でも変更はありませんでした。

石宗:
印象的だったのは仮編集の段階で涙を流されたことです。制作の背景には、社内で調整された苦労や想いがあったのだと思います。良いブランド動画をつくりたいという担当者の方の強い想いに触れ、その一端に少しでも力になれていたのだとしたら、とても嬉しく思います。

― 今後、どのように取り組んでいきたいですか?

森:
クライアントと伴走していくスタンスを大切にしたいと思っています。対面するのは営業だけでなく、全チームで顔が見えるクリエーティブをお届けする。要望やかなえたい思いに寄り添って、何かあればすぐに動ける関係性を意識しています。

石宗:
先方の意図をしっかり汲み取りながら、それに沿った提案だけでなく、「こういう見せ方もあります」という幅広い展開を提示できるよう努めています。信頼いただけるような立場になれたらと思っています。

赤坂:
今年は「認知を獲得する始まりの年」というスタンスでしたが、来年以降は施策の成果などの数値も求められるでしょう。クライアントの言葉に甘えすぎず、結果で担当者様の社内評価も上がるような貢献をしていきたいです。

― ありがとうございました。

ADEX日本経済広告社
関西支社 営業2部 赤坂 怜乃
関西CPD局 森 章、石宗 舞花


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お気軽にご相談・お問合せいただきたいと存じます。

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